トリエンナーレであるからには3年ごとに開催しているわけだけれど、あの、謎の書物の詠唱と焼却の儀式を見に行ってから、もう3年経ったのか…。
横浜美術館前の埋み火 http://t.co/QXeaKAazRg↑3年前の…
■2014-11-03 19:30:54
8/13はまず、桜木町駅で下りて、ピカチュウ大量発生イヴェントで阿鼻叫喚になっているクイーンズスクエアを歩いて、横浜美術館へ。ヨコハマトリエンナーレは、横浜美術館・赤レンガ倉庫・開港記念会館の3会場に、1,800円の共通チケットで入ることができる。──横浜美術館の外壁にはゴムボートがいくつも括り付けられ、ライフジャケットが積み上がっている。難民問題を題材にしているそうだ。
不思議なサブタイトルがついている、今回のヨコハマトリエンナーレ。
アイ・ウェイウェイの『河蟹』。これ、中国語だと“和諧”と発音が同じであり、“和諧”が中国政府のスローガンである、ということに、ぴんと来ないと…。なかなかハイコンテクストだね
だが、赵赵(ザオ・ザオ)のスーツとともに掲示されていた、長い文章は、日本人であるぼくとは世代も体制も異なる人生史であったけれど、にもかかわらず、胸を打つものがあった。また、ベトナム難民をテーマにした長大な映像作品(トゥアン・アンドリュー・グエン『アイランド』)にも引き込まれ、最後まで見た。あれはもう一度見たいな。
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8/27は、赤レンガ倉庫へ。今回、地図をまじまじと見て初めて認識したが、赤レンガ倉庫のある新港地区は、実は本土から隔絶された島になっているんだね。桜木町駅から、汽車道という臨港貨物線の跡の遊歩道が伸びている。
海上に伸びる土手の道、というのは、英語ではcausewayと呼ぶと思うが、日本語では適切な訳語がないのかも。開口部では鉄橋になっている。鉄橋自体は、複線だったはずの貨物線の遺構ではないらしいが。
中国のドン・ユアンの、“おばあちゃんの家”。なんだかわからないけど胸に来るものがあった。
作品の意図とは違うはずなのだけど、学校の教室のように見えて、教科書の黒塗りを連想してしまい、うーむ、と。
クイーンの塔、横浜税関。そしてジャックの塔、横浜市開港記念会館。歴史的横浜の景観なんだなあ。
この日は、新港埠頭で海風に吹かれながらレイドバックしたあと、歩いて中華街に至り、台湾料理のお店で担仔麺を。
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9/2は、関内駅から歩いて、ジャックの塔の地下へ。──柳幸典氏の展示。ある意味、ここが最もアート的だと思ったかな…
この日は、臨港線プロムナードを歩いて、山下公園へ、そして…
大さん橋ってこういうところだったんだ。一応、出入国施設もあるんだよね…ここから外国旅行、してみたいなあ
港の見える丘公園にも足を伸ばしてから、
元町に下りて、またまた中華街へ。
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横浜を久しぶりにぶらぶら歩いて、なかなか楽しかったな。──海沿いの、いわゆる“横浜”に、あまり来る機会がないのだけれど、港のあたりを歩くと、どことなく、海外の街に来たような、独特の空気があって、気分転換になった。