night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

7〜8月の日々(“発掘された日本列島”展、タイ展、東南アジア陶磁展)

 例年、繁忙期(?)ゆえに、遠出ができない季節です。それにしても今年も暑かった…。

▼7月17日(月・祝)江戸東京博物館、タイ展@東京国立博物館
 両国の江戸東京博物館大河ドラマの主人公展はほっといて、『発掘された日本列島』展を瞥見。


 唐招提寺から出た瓦だそうだ。美しい三彩。


 江差沖の開陽丸から引き揚げられた、拳銃や砲弾。他にも洋食器なども展示されており、リアルだった。


 これは、元寇のてつはう! 鷹島沖から引き揚げられたそうだ。




 江戸東京博物館の常設展示って実はちゃんと見たことがなかったな。案外大掛かりなんですね。この日も素通り気味に。またこんどちゃんと見よう…

 両国から上野に移動して、国立博物館へ。特別展「タイ〜仏の国の輝き〜」を開催中。

 同じ仏教とは言っても見慣れた仏像とはやはり違うんだよなあ。遊行の仏陀の、銅像にもかかわらずとてもしなやかな衣が優美! 展示量はかなり多く、午後遅めに行ったので、最後は時間が足りなくなってしまった。もう一度くらい行きたかったなあ。


 写真撮影可だったのは、この大扉。王室寺院の扉で、ラーマ2世という19世紀の国王がみずからその一部を彫ったとのこと。

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▼8月11日(金・祝)町田市立博物館
 『黄金の地と南の海から ―東南アジア陶磁の名品―』展。珍しいものがたくさんあるぞ…。

 クメールの陶器なんて初めて見る。12〜13世紀のものとのこと。



 象をかたどったこれは、“キンマ噛み用の石灰を入れる壺”だという説明で、キンマというのはどうやら台湾のビンロウと同じものらしい。

 タイの陶器。


 タイ北部、ハリプンチャイ王国(15〜16世紀)の薄型土器。


 アユタヤ王朝(15世紀)時代。

 ヴェトナムの陶器。やはり、文化圏的にもっとも中国に近いのはヴェトナムのようだ。


 李朝大越国(11〜12世紀)時代の白磁


 これは陳朝大越国(13〜14世紀)時代のもの。