night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

2〜3月の日々

▼2/26(日)FC町田ゼルビア開幕戦 @町田市立陸上競技場
 J2再昇格の初年度だった昨年は大健闘を見せた、FC町田ゼルビア、今年の開幕戦は、JEFユナイテッド市原千葉をホームに迎えました。野津田の競技場、いい感じに埋まったなあ。


 今年も頼んだよ!


 町田市長のキックオフセレモニーとかを経て、試合開始。

 …ですが、試合内容はあまりよくなく。前半終わった時点で、1点取られていたこと以外にも、うーん、と思っていたのは事実。結果、0-1で敗戦でした。その後、今シーズンはだいぶ苦しんでいる感じの、FC町田ゼルビアですね。

▼3/6(月)草間彌生展 @国立新美術館
 草間彌生の大規模な回顧展が始まりました。何年か前に埼玉で開催されて以来ですね。早めに行かなきゃ、と思っていました。


 外国人の来場者が多かった。たしかに、草間彌生奈良美智などの、海外でも知られている日本のコンテンポラリーアートを、常設で展示している場所がない、というのは、よく指摘されることですね。


「うれいのごとく くれないの 赤きくちびる おしあてて あつきなみだを 流せども あゝ 春はゆく 春はゆく」


 乃木坂駅側には、おなじみの毒かぼちゃも。…メディアに消費されることを恐れない、むしろ興味本位の外野を巻き込んでいくような、不思議な燃焼力を持った人です。


 来場者に円いシールを渡して自由に貼り付ける部屋。…電気スタンドのランプシェードにも、ランプ自体にも、貼り付けまくられているので、あの事件があった後なのに怖いもの知らずだな…まあLED電球らしいから大丈夫か…などと、ちょっと不安になりました。

▼3/11(土)『藍色浪漫 ─伊万里染付 図変わり大皿の世界』@町田市立博物館


 江戸時代の染付が中心。


 これなんか大胆な構図で、いいですね

▼3/13(月)ミュシャ展 @国立新美術館
 『スラヴ叙事詩』全幅が来日しました。これが本当に来日するなんて…と、ニュースになったときも驚いたし、トラブルの話も流れていたこともあって、直前まで半信半疑でした。

 これも、執念を感じたなあ…。場内はとても混んでいましたが、作品がけた違いに巨大なので、混雑があまり問題にならないような状態でした。とは言え、双眼鏡を持って行っても、細かいところまで見るのは不可能。さすがに図録を買って帰りました。

▼3/19(日)アート+コム/ライゾマティクスリサーチ @NTTインターコミュニケーションセンター


 ライゾマティクスリサーチ『distortion』。冷蔵庫のような鏡貼りの箱がひとりでに動き回るインスタレーション。これ、バグって観客に襲いかかったりしないのかしら、とか思いながら見ていました(笑)


 こちらは、アート+コム『RGB|CMYK Kinetic』。偏光レンズのついた円盤が動きながら影と光を投影するもの。不思議と見入ってしまった。

▼3/20(月)五島美術館静嘉堂文庫、岡本公園民家園
 五島美術館では中国陶磁の展示を開催中。ここには初めて行きました。均整のとれた美しい青磁や、深い紅、清代の深い緑色の青磁、錆のように浮き出る青色が美しい天目など…。


 ここは庭園も凝ってますね。大井町線の線路のすぐそばなのですが、地形を生かして深山幽谷がつくられています。


 仏像や仏塔が並べられた庭園。五島慶太という人は、経営者として名を残すのみならず、歴史を受け継ぐ何者かに、なりたかったのかな、などと思ったりもしました。

 そのあと、20分ばかり歩いて、静嘉堂文庫へ。

 日本刀の展示を開催中。最近、日本刀が流行ってるんですね…(^^; ですが、日本刀の魅力って、ぼくにはやはりよくわからないなあ。拵えの細工の工芸的な魅力はさておいても、刃紋が違ったからって、だから何、刃物でしょ、という気がしてしまいます。


 隣接する岡本公園民家園を散歩して…


 ミツマタの花だそうだ。珍しい

 …、都立世田谷総合高校(昔の砧工業高校ですね)の近くから、小田急バス成城学園前駅に出て、帰宅。

▼3/29(水)『江戸と北京』@江戸東京博物館


 「江戸」パートと「北京」パートが交互に出てくるのですが、ぼくの興味はもっぱら「北京」側。…清代の北京の絵図などに見入りました。

▼3/30(木)『ティツィアーノヴェネツィア派』@東京都美術館


 ふわりとした絵柄の数々。『フローラ』の、手のつるっとした描き方に見入りました。パオロ・ヴェロネーゼ(『聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ』)の、ウェーヴのかかった金髪が透けるように流れているところも印象に残りました。