night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

旅行のはじまり

 今年もまた、変な時期に“夏休み”を取ることになり…。2月の下旬に一週間の休暇を構え、どこに行くかは、かなり悩んだが、最終的に、直前にもかかわらず手頃な値段で航空券が取れた、北京に行くことにした。

 この厳冬の時期に中国大陸の北の方に観光に行く人なんて、ほとんどいないだろうと思われる(また、インバウンド需要も、春節の時期は外したので、落ち着いていると思う)。だが、中国は好きだし、何と言っても、北京は、1998年の春に家族で、そして、大学卒業前の2002年の2〜3月に友人と旅行した、ぼくにとって海外旅行の原点とも言える都市である。15年間で北京がどう変わったのか、見たいと思っていた。

 結局、決めたのは、やっと5日前。航空券は、全日空のサイトで正規割引航空券を予約し、ホテルは、15年前に泊まった、四合院と呼ばれる伝統建築のホテルが今でもあって、Booking.comで予約を取れたので、そこに泊まることにした。高い部屋を選んでも一泊一万円以下で、Wi-Fiあり・朝食つき。──HISのサイトなどを見ていて、日系のニューオータニ長富宮飯店にもリーズナブルに泊まれそうで食指が動いたが、建国門外で場所も知ってるし、そりゃ一流ホテルでラクだろうけど、つまらないな、いにしえの内城の中の四合院に泊まる方が面白い、などと思い…。

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 というわけで、あれよと言う間に北京行きの手配をしてしまった。中国本土に自分で手配して行くのは、実は初めてで、ちょっとどきどきする。──今回のテーマは、以下のようなところ。

紫禁城をじっくり歩きたい。それで一日使ってもいいくらいに。
万里の長城をゆっくり見たい。できれば八達嶺以外の、人の少ない場所で。

 特に、二番目のそれは、15年前に果たせなかったもので、あの国が当時と比べたら格段に動き回りやすくなった今、そして自分がお金に余裕のある今だからこそ、やりたい。

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 最終的に、かかった費用は以下の通り。
●東京羽田→北京首都/北京首都→東京成田の航空券(全日空、正規割引):78,460円
●宿泊費(現地支払い):37,691円(=RMB¥2,152.00=RMB¥538.00×4泊)
●地元→羽田/成田→地元の交通費:5,040円
●現地での外貨キャッシング(手数料・利息込み):33,248円(=RMB¥2,000.00)
●中国用モバイルWi-Fiルータのレンタル料:3,150円

 RMB¥1.00(人民元)=JPY16〜17(日本円)くらい。ひと頃の円安も落ち着いて、人民元のレートは15年前とあまり変わらないようだ(ただ、物価が段違いのはずなのだが…)。──こうして見ると、日本の地元と空港の間だけで300元くらいかかってるって、高いよな(笑)