night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

1月の日々(宇宙と芸術展1/5、N響C定期1/14)

 年明けすぐに梅が咲き始めていました。今年は特に早いのではないかな…。

▼「宇宙と芸術」展 @森美術館 1/5
 平日の午後、六本木ヒルズ森美術館へ。『宇宙と芸術』展を開催中。仏教の宇宙である曼荼羅から始まるこの展示、宇宙というか、底知れないものへの畏れ、のようなものを強く感じる展示でした。


 ゆっくりと円心運動を続ける精巧な機械、コンラッドショウクロスの『タイムピース』。


 日本の土偶をモチーフにした、ローラン・グロッソの作品。怖いなあ。ローラン・グロッソは、他にも、奇妙な、としか言いようのない情景を描いた絵がかかっていましたが、いったいどういうアーティストなんだろう。


 こっ、これは…。“うつろ舟の蛮女”じゃないですか…。


 空山基の『セクシーロボット』。まあ、なんというか…異様だよね…。回転して展示されているので、バックショットとかも写真に撮っちゃいましたが…(笑)


 張り子の模型なのだけど、一目見て、墓標だ、と感じました。


 チームラボのディジタル・インスタレーション。暗室で全身を光の映像に包まれる。たしかに浮遊感がありますが、これにだまされちゃいけないぞ、と、本能的に身構えるところもありました。

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NHK交響楽団第1853回定期公演(Cプログラム)@NHKホール 1/14

・ファリャ:歌劇「はかない人生」─ 間奏曲とスペイン舞曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
カニサレスのアンコール》カニサレス:時への憧れ
ドビュッシー:「映像」─「イベリア」
・ファリャ:バレエ組曲「三角帽子」第1部、第2部
指揮:ファンホ・メナ
ギター:カニサレス
 久しぶりのN響定期、1階2列目の上手側で聴きました。カニサレス氏は苦み走った感じのギタリストで、足でリズムを取る音がドンドンと響きます。アランフェス協奏曲は、…ちょっと微妙だったかなあ。『三角帽子』は気持ちよく鳴っていました。“粉屋の女房の踊り”なんかのフラメンコ調のリズムや、終曲で煽っていくリズムなんかで、指揮台でジャンプするファンホ・メナ氏、楽しくなってしまいました。──この頃は東京もだいぶ低温が続いていて、この日のNHKホールも、空調の能力を超えてしまっていたのか、寒くて寒くて。客席でオーヴァーコートにくるまって聴いていました。会場を出たら、17時頃の渋谷、旧渋谷公会堂の時計台、気温2℃と出ていました。寒風に震えながら帰宅。