night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

国立歴史民俗博物館 2/3

 午後から時間が空いたので、ちょっと遠出してきました。日暮里でJRから京成の乗り換え改札を通り、特急成田空港行きにたっぷり50分程度揺られて、京成佐倉で下車しました。


京成佐倉駅の南口

 お目当ては、国立歴史民俗博物館歴博)です。佐倉は11万石の城下町で、明治維新後は城跡に歩兵連隊が置かれた軍都でもありましたが、そこに今は国立の博物館が建っています。

 『夷酋列像』の特別展示を開催中。ですが、そこにたどり着くまでに、日本の歴史的文物の展示が膨大で、とても素通りできないものばかりでした。


 永楽帝日本国王源道義に宛てた勅書。龍の紋様がきれい。


 太閤秀吉の刀狩令



 萬暦帝が日本国王平秀吉に宛てた勅書。これ見て太閤激おこだったやつ。縁取りの紋様はこれ、石版なのだろうか。


 こんなコーナーも。


 「現代に生きるまじない」


 公団住宅

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 『夷酋列像』は、1789年に松前藩アイヌの蜂起を鎮圧した際に、蠣崎波響という松前の家老が、和人側の味方をしたアイヌの有力者を描いた連作絵画で、12幅のうち11幅が展示されています。想像していたより小さめの絵でしたが、驚くほど鮮やかで精緻な肖像画でした。必ずしも実際の姿を描いたものではないという話ですが、ある意味で当時の異国情緒のようなものでもあろうと思いますし、堂々として押し出しの強い風貌の人物ばかりです。

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 佐倉城址公園空堀の跡ですね


 帰りは、佐倉の武家屋敷の通りなどを歩いてみましたが、時間が遅くて見学はできず。


 神社は節分のお祭りの準備をしていました。

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 帰りのルートは、京成電車で来た道を引き返すのもつまらないし、かと言ってJRで帰るのも魅力ないし、どうしようかな、と思ったあげく、京成佐倉から成田空港行きの快速特急に乗って、終点の成田空港(第1ターミナル)駅まで。改札を出てくるりと引き返し(笑)、ここから、スカイライナーで日暮里まで戻りました。スカイライナーに乗ったことがなかったので…。

 最高速度160km/hで飛ばす、国内の在来線最速の列車ですが、160km/hまで出すのは印旛日本医大までの新線区間だけで、そこからの北総線内は120km/hなのですね(それでもだいぶ速いですが)。運賃・特急料金を合わせて2,470円、都内側のターミナルが上野と日暮里なので、ぼくが成田空港に行く際にスカイライナーを使うことは今後もまずないと言ってよいのですが(京成のアクセス特急で成田空港に行ったことはありますが、あのときはスタート地点が千葉県内だったからなあ)、ノンストップなので快適ですし、60km以上の距離を40分程度で走っているのは、かなりの努力だなあ。