night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

1月下旬の日々、そして「国立代々木第一体育館座長公演 水樹奈々大いに唄う 四」1/24

 年明け後の連続多発炎上をどうにかくぐり抜けて、仕事は落ち着いてきた感じの、1月後半です。──1/18(月曜日)の大雪の朝は、苦労して町田駅にたどり着いたものの、町田駅横浜線に乗れず…。ペデストリアンデッキの町田モディ付近まで滞留している群衆の姿がありました。


丸井の2階のペデストリアンデッキを埋めつくす通勤難民。震災後の輪番停電の時期以来だなあ。

 小田急も新宿まで90分とかいう話をネットで目にしたので、すぐさま諦め、カフェで2時間くらい時間をつぶしてから昼頃に出社したりしていました。間引き運転は予告されていたし、若葉台の車庫でポイント故障という不運に見舞われた京王線に比べればどちらも頑張っていた方だとは思うけれど、、、首都圏三千万人の日常生活を交通網が支えられない時点で、公的機関が通勤者の流動を止めるような施策を打たないといけないのだけど…と、こういうときはいつも思うなあ。──それにしても、今回の交通障害では、ぼくは町田駅にたどり着く前に町田駅の惨状をすでにTwitterで目にして知っていたし、北千住や京王線沿線や中央林間などの首都圏各地の混乱の様子がどんどん流れ込んでくるところ、面白い時代になったな、なんて思ったりしました。

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 1/24(日曜日)の午後遅め、まず地下鉄の乃木坂で降りて、ミッドタウンのサントリー美術館へ。


 「水 神秘のかたち」という日本美術の展示を開催中です。弥生の銅鐸に描かれた幾何学的な流水紋様の、美しいこと。宇賀神という蛇の姿の異形の神、それが弁財天と習合した…なんていうことは初めて知りました。

 食事してからまた地下鉄に乗り、明治神宮前で下車。代々木の国立体育館の方に向かう歩道橋がごった返していました。水樹奈々さんの“座長公演”というイヴェントです。──2008年の新宿コマ劇場から、中野サンプラザ両国国技館、と数年おきに開催されている、ライヴとお芝居を習合させた面白イヴェントですが、回を重ねるごとに規模が拡大していて、今回は国立代々木第一体育館で昼/夜の2回まわしで各一万二千人だか入れていたそうです。ぼくは夜の回が当選していました。

 ぼくの座席は1階北側スタンドのAブロックの最前列。Aブロックというのはステージからもっとも遠い場所で、おやおや、と思いましたが、センターとバックにもステージが作られており、バックのステージにはかなり近い場所でした。前半のライヴパートは、SUPER☆MAN/Clutch!!/ブランブル/純潔パラドックスPHANTOM MINDS。『SUPER☆MAN』はまだぼくの中でノリかたが微妙につかめないな…(苦笑)。

 お芝居は、桃太郎をベースにいろんなおとぎ話が習合した、いろいろと普通じゃない何か(笑)でした。脚本は浅沼晋太郎さん、代々木第一体育館でお芝居を演出したのは野田秀樹氏に続いて浅沼晋太郎さんがお二人めだったそうです…まあ普通はやらないですからね、こんなところで(笑)。まさかのフライングをきめた沢城みゆきさんがめっちゃかっこよかったですね。いつのまにか副座長ということになっていた杉田くんでしたが、中村悠一さんがその座を狙っているようです(^^。桃太郎役の奈々さんが『あばれ太鼓』(坂本冬美さんの歌ですね)を歌いながら2階スタンドから登場して下りてきたとき、けっこう近いところを! 宝塚の男役スターみたい! 超かっこいい!! 最終的に奈々さんがバッタバッタと“77人斬り”の立ち回りをするところでなぜか女騎士風のコスチュームになっていたりしてやりたい放題、斬りたい放題、スタントの方々は鮮やかに斬られ放題。──奈々さんのイヴェントでいつも感心するのは、巨大会場でも、演出の巧みさで広さ・遠さを感じさせないことですね。この日も、あの代々木第一体育館の長辺の長さほぼいっぱいに、花道とセンターステージとエンドステージがあったわけで、あの距離を走るだけでも演者の皆さんは大変な体力のはず。すごいことです。

 そうそう、4月の東京ドームライヴのタイトル発表、ミュージッククリップ集の発売発表、などで盛り上がりましたね、、、昼の部ですでに発表されてTwitter経由で知ってたけどね…。司会のキングレコード三嶋さんも承知で、「初めて聞いたようなリアクションをしてください」とか言ってましたね…(笑)

 退館のときにも大渋滞になり、大規模イヴェントが終わったあとの原宿駅とか考えるだけでもキツい…。なんとか門を出て、小田急代々木八幡駅まで歩いて、軽く食事してから帰宅しました。