night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

矢野顕子「ピアノ弾き語りLIVE 2015」@ 町田市民ホール8/30

 地元・町田市民ホールに矢野顕子さんが来る!ということで、意気込んでチケットを取っていました。

 町田市民ホールとは、800席あまりの小さめの会場で、地元市民ですが正直なところ15年以上足を踏み入れていませんでした。それでもなんとなく構造は覚えているものです。改装はされているものの、懐かしいな、なんて思いながら、開演。

 本当にピアノ一台で、派手なムームーみたいな服を着た矢野さんが登場。1曲目は、んっ?というイントロでしたが、『春咲小紅』でした。──無駄のないピアノ、ころころ転がるタッチと歌声、昔から、「この人はすごい!」と思い続けていましたが、…しかしこの日、初めて生で見て知ったのは、この人はMCがやたらと面白い、ということでした(^^。開口一番、「私は、町田は初めてでしたっけ?」(笑)、、、「昨日の夕食までは覚えてるんですが、その前のことは忘れちゃうんです。」。。。“大貫妙子さんの味噌”とか、ピアノ漫談のような調子で、アンコールでは“森下仁丹甜茶飴”なんていうネタで客席をわかせていました。

 奥田民生さんの『股旅』では勇ましく。客席に『ラーメンたべたい』と『YES-YES-YES』どっちやりましょうか? と振ったあげく、結局『ラーメンたべたい』で逃げ切ったりしていたところでは本当に笑ってしまいました。 『いい日旅立ち』を歌い始めたときは、とにかく、圧巻でしたね。──新しい曲では、『あたまがわるい』という身も蓋もないタイトルの曲、これがけっこうラディカルなメッセージに聞こえて、うーんと考え込みましたが、そんな曲も、あくまでもにこやかな、あの表情で歌う、矢野顕子さんでした。唯一無二のジャンルの方ですね。

 終演後に掲示されていたセットリストです。現場で手書きしてるのね。即興的に曲目変わったりするんだよねえ、きっと。