大阪でライヴに行った翌日。蒸し暑いですが、観光してから帰京しようと思います。関西に行きたい場所はたくさんあって、迷っていましたが、あまり遅くならないうちに帰京するつもりだったので1か所に絞ることにして、南森町駅から地下鉄堺筋線で北上しました。──電車が地上に出ると阪急の淡路駅。ここ、梅田・京都河原町・天六・千里中央の4方向の線路が交わる駅で、平面交差があったりして、ボトルネックっぽい感じ。「みなさま、…」という呼びかけから始まる典雅な感じの阪急電車の駅のアナウンスに感心しつつ、千里中央行きに乗換えて、山田というぼんやりした名前の駅に下りると、モノレールの駅があり、これに一駅で、万博記念公園駅へ。
万博記念公園駅で下りると、だだっ広い駅前広場の背後、高速道路とモノレールの軌道がうねうねするロストフューチャーぽい景色の向こうに、こいつが見えました。実物を見るのは初めてです。
国営の有料公園です。ゲートで博物館の入場券を買って公園に入ります。
ここが大阪万博の会場なのか…
奥へ進むと、民族学博物館が。ここに来たかったのですよ!
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西夏文字!
あまり人気がない感じでしたが、ここはすごい博物館でした。なんでこんな面白いものが関西にあって首都圏にないんだ…くやしい(笑)最初のうちは、オセアニアのお面とか石の貨幣とかアフリカの仮面とかを興味深く見ていましたが、圧巻だったのは日本コーナー。見たことも無いような習俗がどんどん出てくる。壁一面に飾られた全国各地の注連縄とか。奇天烈な人形とか。
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午後まで堪能して、レストランでエスニックメニューをいただいて、出ました。相変わらずの炎天下、サングラスをかけて歩きます。「大阪府内に高温注意報が発令されています…」という場内アナウンスが眠るがごとく響く、夏の万博記念公園でした。
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ここからは東京に戻りますが、経路はいろいろ迷っていました。ここ、絶妙に面倒な場所にあるんですよね…。新大阪まで戻るか…とも思いましたが、モノレールで門真市方面に乗って、吹田ジャンクションを見下ろしながら、宇野辺という駅で下車。イオン茨木ショッピングセンターを経由しながら20分ばかり歩くと、JRの茨木駅に至ります。ここで横浜市内までの乗車券を買って、JRの各駅停車で京都駅へ。京都からは16時33分発の『ひかり528号』の指定席を取って、適当にお土産を買ってから、新横浜に帰りました。