night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

NHK交響楽団第1812回定期公演(Cプログラム)@ NHKホール6/13

 どうも6月になった頃から、しつこい風邪をひいており、熱を出しながらバファリンをのんで無理して現場で作業していたりしたのが6/10(水曜日)あたり。6/13(土曜日)はさすがにこらえきれず、午前中に地元の診療所に行って抗生剤や強めの咳止めなどを出されました。

 ──チケットを買っていたものの、咳がひどいようなら諦めよう、と思っていたのですが、診療所で出された薬をのんだら覿面に効き、嘘のように咳がおさまったので、調子にのってそのまま小田急にのって出かけました。…NHK交響楽団の定期公演へ。

モーツァルト交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
モーツァルト:ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412(レヴィン補筆完成版)
R.シュトラウス:ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 作品11
・《バボラークのアンコール》アルペンファンタジー(バボラーク編)
ラフマニノフ:交響的舞曲 作品45
指揮:アンドリス・ポーガ
ホルン:ラデク・バボラーク
 前半はバボラークのホルンで、モーツァルトリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲。とくにR.シュトラウスのほう、柔らかい音色でするすると、それこそ呼吸をしているような演奏で、ホルンってうまい人が独奏するとこうなるんだ!と感心しました。

 後半はラフマニノフの交響的舞曲。出だしの乾いた音に、いい感じだ!と期待が高まります。やや推進力に欠ける感じはあったかな(テンポが遅いわけではないんだけど)。2楽章の暗黒ワルツみたいなところ、そしてそこから煽っていくところ、おどろおどろしくてとてもよかったですね。3楽章の終盤では指揮者が指揮棒を吹っ飛ばしてしまう熱演(?)。ラストの一発、ドシャーン! で拍手しそうになっちゃう観客も若干いましたが(ある程度は仕方ないかと思いますけど)、響き残されたチャイナシンバルの余韻が静まるまで指揮者のモーションを見守った、会場のオーディエンスでした。フライングブラヴォーがかからなかったあたり、N響の観客、たいしたものです。