night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』@帝国劇場5/16

 5/16(土曜日)。今シーズンも見に行ってきました。週末の帝劇のマチネは12時開演なので、油断すると寝坊して遅れてしまいそうで、ちょっとひやひや。しかもこの日は、日比谷まで出てきてから、財布を自宅に置き忘れてきたことに気づいて、あたふたしてしまいました。

帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』


 この日は、なんといっても、ジャン・バルジャン役の吉原光夫さんが見事でした。これまでぼくが見た日本のレ・ミぜで、最高のバルジャンだったのではないかと思います。バルジャンの試金石(?)って『Bring Him Home』だと思うのだけど、あの高音を、バルジャンの老いとか弱さのようなものを湛えて、ぴたりとハマる役者さんを見ることは、意外に少ないと思うのです(「やがて私は死ぬでしょう〜」と朗々と歌われても、なんだかな、と思ってしまうのです)。──エポニーヌは今回も平野綾さんでした。必ずしもあーや出演回を選んで行ったわけではないのですけど(^^;、この人はもう押しも押されもしないミュージカル女優に成長したなあ、と、見るたびに思います。──バルジャンがテナルディエの宿屋を訪問してくる場面では、マダム・テナルディエの森公美子さんが香水を振りかけまくって、振り向いたバルジャンが思いっきりむせる、というコネタが。この人は必ず、何かしらをぶち込んできますね(笑)。


 ぼくはこの日、ベネフィット・ワンの半館貸切でチケットを買って行ったのですが、半館相手は“コープサービス”さんだったそうです。終演後にキャスト陣のご挨拶があり、マイクを取った森公美子さん、「ベネフィット・ワンの皆様、ベネフィット・ワンではイオンシネマが1,100円で見られるというサービスがございます。…えー、コープサービスの会員の皆様、エアコンのお掃除はお済みでしょうか(笑)。コープサービスではエアコンのお掃除が5%オフでございます。…お得なサービスをご利用いただいて、浮いたお金で、ぜひもう一度、帝国劇場に足をお運びください。」…会場爆笑でした。