night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

上野東京ライン開業の日、「みちのくの仏像」@東京国立博物館3/14

 今日から、いわゆる“上野東京ライン”が開業しました。便利になる人もいれば不便になる人も多く、諸手を挙げて賛成できることではありませんが、画期的なことなのはたしかです。


 横浜駅から、東海道線の上り、快速アクティー宇都宮線に直通する小金井行き。横浜から上野まで31分で着きました。時間短縮はそれほどでもありませんが、乗換えがないというのはたしかに便利ではあります。


 上野駅9番線に停車中の、常磐線の特急『ひたち』、品川行き。


 新橋駅の東海道線上りの発車案内。この、行先のラインナップ。時代は変わったものですねえ

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 上野の東京国立博物館に行ってきました。──特別展『みちのくの仏像』を開催中。牡鹿半島の給分浜観音堂というところの 十一面観音菩薩立像は、展示品として博物館に置かれてしまうと明らかに身体のバランスがおかしいのだけど、これはきっと、海を見下ろす高台のお堂というところにあるからこそなのだろうな、その場に行って手を合わせないと、その空間が理解できないのだろうな…と思いました。そのほか、円空のすっとぼけたような造作の板仏もなかなかいいものでした。


 東京国立博物館、本館の正面には、陸前高田から流されて米国に漂着したボートが展示されていました。一面にびっしりと貝類が付着して発見されて、その変わり果てた姿が、少し前に話題になっていましたね。話題になったあと、あのボートがどうなったのか知りませんでしたが、米国の人々は、あれを、全部こそぎ落として、わざわざ返してくれたのですね。──『3.11大津波文化財の再生』という特別展も開かれていて、本館の中央の大階段では、津波被害から修復した明治時代のオルガンによる演奏が行われていました。

 そのほか、国宝室では、狩野永徳の『檜図屏風』が。


 これは! 歌川国芳の『東都御厩川岸之図』、番傘に“千八百六十一番”という謎のナンバーが入っているということで噂の…。


 渡辺始興吉野山図屏風』。春ですねえ。


 表慶館。インド仏の展覧会は来週からだったか。