night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

MINORI CHIHARA LIVE TOUR 2014“NEO FANTASIA”@パルテノン多摩4/19

 茅原実里さん、新譜『NEO FANTASIA』を昨年12月にリリースして、春のライヴツアーが始まりました。ツアーは“D-Formation”以来2年ぶりになるんですね。今回は東名阪+パシフィコ横浜という計4公演のツアーですが、東京公演と言いつつ多摩センターのパルテノン多摩ですから、東京じゃないよね、それにキャパも大きくないし、、、とも。ですが、町田に住んでいるぼくにとっては、多摩センターは半分地元のようなところですし、パルテノン多摩には地味に立ったこともあったりします(あ、あれは小ホールだったかも^^)。ツアーの日程が発表されたとき、パルテノン多摩みのりんが来る!!と驚いたし、喜んだのでした。──自宅から自転車で出発。


パルテノン多摩」という名前、多摩民以外の人が聞くとかなりオカシな名前に思えるらしいですね。ぼくは子供のころからあるから慣れちゃってますが…

 開演20分前くらいに入場したら、物販は限定物が売り切れていた以外は落ち着いて買える状況になっていました。フラッグ、タオル、パンフレット(“業界初の4次元パンフレット”、って??笑)、そして自分らしくなく、ライヴTシャツまで買ってしまいました(限定じゃないほうの、紺色のやつね)。座席はかなり後方でしたが、そもそもキャパが大きくない会場なので、適度な距離感でした。最前列なんかは相当ステージに近そうに見えましたね! ──アルバム『NEO FANTASIA』は、夢のテーマパーク!という触れ込みで、今回のライヴも開演前から、みのりんによるしめやかなナレーションが入りました。「このテーマパークには、楽しいアトラクションや、せつないアトラクションが…」→苦笑。「旗を振るアトラクションもございます!」→ひゅーう!!(笑)

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 赤と青のエナメルドレス(見方によってはAKBっぽいとも言う)にブーツで現れたみのりん。舞台上には“NEO FANTASIA”という電球文字の電飾がかかっていて、ぺかぺかと明滅しています。新譜のイントロ曲である『The immortal kingdom』で、みんなで旗を振りながらスタートしました。ステージは奥側に階段を上れるセットを組んでいて、バンドのスペースもあるので、けっこう狭そうに見えましたが、そこで女子ダンサーズ4名を従えて、みのりんが踊る!!

 アイドル声優ライヴ界隈の観客の間には、ここ数年で多色ペンライトがすっかり浸透していて、みのりんの現場では公式グッズでキンブレが出てるくらいです。『SELF PRODUCER』ではピンク(この曲でピンクは定着しましたね)、『覚醒フィラメント』では緑、『TOON→GO→ROUND!』では黄色、とめまぐるしく色が変わっていきます。『TOON→GO→ROUND!』ではグッズのキンブレをみのりん自ら振り回していました。こういう小道具に使われるとは思ってなかったね(^^; ──白いドレスに衣装替えして、『Lonely Doll』では、上手の階段上のセットにしつらえられた三日月に座って歌うみのりん。さらに衣装替えして、『Perfect energy』はちょっと意外な選曲で、あのフリコピ、久しぶりにした気がします。『Lush march!!』では毎度おなじみ、安定の旗振りおじさんと化す大先生室屋氏、そしてその後はミュージシャンなのにヴァイオリンを忘れてきて急いで袖から取ってくる大先生室屋氏(笑)

 最後は、「大好きな曲です」と話して、アルバムのタイトルチューン、『NEO FANTASIA』でした。この曲、ちょっとニューエイジっぽいサウンドにたゆたうみのりんの歌声が心地よい、静かな沈潜と、それでいて広がる視界を感じる、すばらしい曲です。ただ、この日のサウンド的には、ぼくはちょっと満足できなかったかな…。そもそもバンド向きの曲ではないのは明らかで、マニピのアレンジもっとがんばれよ、と思ったし、みのりんの歌唱自体、この曲に負けてるな、と思ってしまいました。みのりん、思い入れのある曲、思い入れのある歌詞で、歌が力んでしまうのは、ある意味ではしかたないとは思うんですが…。

 ただ、この日のステージは、とてもいいと思ったのです。みのりんのライヴってこんな感じだよね、という、定石というかマンネリのようなものを、いい意味で変えてきた、という気がしました。最後は『HYPER NEW WORLD』で完全燃焼しました。これからのステージにも期待します!

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 セットリストはこちら。

・The immortal kingdom
・TREASURE WORLD
SELF PRODUCER
・endless voyage
・覚醒フィラメント
・TOON→GO→ROUND!
境界の彼方
この世界は僕らを待っていた
純白サンクチュアリィ
・Lonely Doll
・真白き城の物語
・儚くも愛しき世界の中で
Celestial Diva
・1st STORY
・Perfect energy
Lush march!!
・Tomorrow's chance
FOOL THE WORLD
ZONE//ALONE
・NEO FANTASIA

-encore-
・(“Project Valkyrie”第2章映像)
・君がくれたあの日
・Secret Season 〜桜色の恋人〜
・HYPER NEW WORLD
・エンディング(Neverending Dream)

 エンディングで、開演前に撮影した観客の映像や、ライヴ冒頭のステージ映像がスクリーンに流れたのは、編集早いなあ、と感心しました。みのりんの笑顔、夢のテーマパーク。次はツアーファイナルのパシフィコ横浜で、みのりんを迎撃します!!

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