night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

読書&査収音源リスト(2019年6月~9月)

▽夜は千の目を持つ(創元推理文庫)/ウィリアム・アイリッシュ、村上博基(訳) これは、推理小説というよりは、文章で読むフィルム・ノワールなんだね。1945年のニューヨークではすでに24時間レストランで男女が気怠く語らっていた、って、ある意味で圧倒…

9/20(金)東京国立博物館と野外シネマ

東京国立博物館へ向かう。金曜は夜間開館の日だ。 企画展の期間ではないけれど、ここは常設展だけでも見ごたえがありすぎるし、来るたびに展示に変化がある。そろそろここの年パスを買った方がいいのではないか…。 琉球王朝時代の螺鈿! 以前、サントリー美…

「伊庭靖子展 まなざしのあわい」@東京都美術館 9/20

東京都美術館の地下ギャラリーへ。非常に空いていて、気持ちが落ち着いた。■東京都美術館>伊庭靖子展 まなざしのあわい 写真をもとにして描かれているらしい油彩が中心。細密な写実絵画の数々…。クッションの布地や刺繍の質感が非常にリアルに伝わる。つる…

コートールド美術館展 @東京都美術館 9/20

東京都美術館は、この日は正面入口で手荷物検査を実施していた。最近、都立の美術館でときどき抜き打ち的にやっている印象があるが、どういう方向に持っていきたいのだろうか。■東京都美術館>コートールド美術館展 魅惑の印象派 コートールド美術館(The Co…

「円山応挙から近代京都画壇へ」@東京藝術大学大学美術館 9/20

この日はいくつかはしごするつもりで、金曜日の午後に上野に現れた。まずは芸大美術館へ。 ■東京藝術大学大学美術館>円山応挙から近代京都画壇へ 障壁画や屏風の大作が並ぶ、出色の展示だった。まず応挙の『松に孔雀図』。かっちりとした構成と鋭い線が魅力…

NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 @ ZOZOマリンスタジアム 9/15

水樹奈々さんの、今年の夏のライヴツアーの千穐楽、幕張の「ZOZOマリンスタジアム」にやって来ました。この日は初参戦の友人2人が来てくれて、スタジアム前で早速ビールで優勝… 天気が心配でしたが、気持ちのよい風が吹いています。ライヴ後まで持ってくれれ…

「美ら島からの染と織」@松涛美術館、「みんなのミュシャ」@Bunkamuraザ・ミュージアム 9/14

井の頭線の神泉から歩いて、渋谷区立松涛美術館へ。 ■松涛美術館>美ら島からの染と織 ─色と文様のマジック 沖縄のきれいな衣装の展示。色鮮やかな紅型、赤や緑の色で波形や鳥のパターンを描く色味は、単純に考えると意外だけど、とても美しい。──苧麻という…

「トルコ・トカットの木版バスク」@世田谷文化生活情報センター 生活工房 9/1

東洋文庫を出てぶらぶら歩き、南北線の本駒込駅から、永田町で半蔵門線に乗り換えて、三軒茶屋へ。キャロットタワーにある「世田谷文化生活情報センター」に行った。■世田谷文化生活情報センター 生活工房>トルコ・トカットの木版〈バスク〉 「トカットのバ…

漢字展 @東洋文庫ミュージアム 9/1

駒込の東洋文庫ミュージアムに行った。企画展「漢字展ー4000年の旅」を開催中。これは面白かった。 漢字の歴史を紹介しながら、すべてが自分のところの所蔵品だというのが、ここのすごいところである。 まず甲骨がどっさり出てくるんだから… 「永和九年…」と…

矢野沙織 SUMMER JAZZ COLLECTION @和光大学ポプリホール鶴川 8/25

地元・町田の、鶴川駅前にある市のホールで、アルトサックスの矢野沙織さんのライヴがあるので、行ってみた。 ジャズはまったくわからないけれど、無限に続くかのような技巧的な音楽を、ただ聴いているのは、わりと特殊な体験に感じた。矢野沙織さんは、薄い…

8/19(月)吉野ヶ里歴史公園

吉野ヶ里遺跡を見に行きたい。佐賀駅から普通列車に乗る。 ありゃ。地方の普通列車はワンマン運転なので乗り降りに時間がかかって、しばしば遅れる印象がある。 長崎本線の普通列車鳥栖行き。吉野ヶ里公園駅というのがあるのでそこで下りればいいと思ってい…

8/19(月)雨の昇開橋

翌朝は雨だった。しっかり早起きしてホテルの朝食を取り、西鉄柳川駅の西口のバス乗り場から、7時56分発の西鉄バス、佐賀バスセンター行きに乗る。柳川と佐賀の間は1時間に1~2本の路線バスが通っているが、昔は国鉄の佐賀線というローカル線が走っていた区…

8/18(日)水郷の町の夜

今度こそ、太宰府駅から西鉄電車に乗った。 改めて見ると、なんとなく車両の幅が狭いように見えるが、気のせいだろうか 二日市で10分あまり待って、大牟田行きの特急電車。 特急はクロスシートの車両だったが、座れず、適当にドアの近くに立った。西鉄、快調…

「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」@九州国立博物館 8/18

太宰府天満宮から、丘を登るシェルターのようなエスカレータと動く歩道のトンネルを通って、九州国立博物館へ。 特別展「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」を開催中。──だが、ぼくはここで大きなあやまちを…。この特別展、興味はあるけれど、どうせ東京に巡回…

8/18(日)太宰府天満宮

さらに歩くが、それなりに暑くて消耗するし、ちょうどお昼時だったため、県道沿いの喫茶店に入って、カレーライスで昼食とした。テレビでは作新学院とどこかが試合をしていた。 そしてまた30分ほど歩いて、西鉄太宰府駅前、そして太宰府天満宮へ。ここに来る…

8/18(日)大宰府、失われた都

九州自動車道をくぐり、川沿いに歩く。──このあたりは大野城市と太宰府市の境に近いところで、住宅地なのだが、ちょうど航空路の下にあたっているようで、ジェット旅客機がほとんど数分おきに上空を飛び、轟音が響く。ちょっとこれはつらいのではないか、と…

8/18(日)水城

翌朝の博多は、曇っていて多少は過ごしやすかった。街路樹からはクマゼミの大合唱が聞こえて、関東から来ると風土の違いを感じる。──ホテルから歩いて博多駅に向かい、9時04分発の普通列車鳥栖行きに乗り込んだ。休日の下り列車で、適度に空いている。 実は…

8/17(土)中洲

劇場を出て、中洲の繁華街を歩いた。歓楽街を、いかにもな雰囲気のおねいさんが肩で風を切って歩き、道端の黒服が頭を下げて挨拶する。あまり旅行者が近寄る場所ではないだろうが、目に見えてわかるそういう土地というのは、逆に、わかりやすくてよいとも言…

東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』@博多座 8/17

一年おきの奇数年に制作上演されている、東宝版『レ・ミゼラブル』ですが、今年は帝劇のチケットを取ることができませんでした。今年のレミゼは全国ツアーで、名古屋・大阪・福岡・札幌を廻っているのですが、名古屋御園座・梅田芸劇の発売日にもチケットを…